アカヒゲ

アカヒゲ(スズメ目ヒタキ科)
学名:Luscinia komadori komadori

概要説明

奄美群島では、奄美大島・加計呂麻島・請島・与路島・徳之島に分布する。全長は14cmほど。森林内や海岸林などのうす暗い林床に生息する。雌雄で見た目が異なり、オスは額の前面、喉から胸、脇が黒いが、メスは黒くない。特に、春先には美しいさえずりを発する。

男女群島やトカラ列島などの個体群は、先島諸島へ渡って越冬することが知られてきた。奄美群島の個体群に関しては、これまで留鳥だと考えられてきたが、近年の研究により一部の個体は、上記と同様に渡りをすることが解明された。

指定状況

  • 国指定天然記念物
  • 国内希少野生動植物種
  • 絶滅危惧Ⅱ類(環境省レッドリスト2020)

ギャラリー

アカヒゲ(オス)
アカヒゲ(メス)