オットンガエル

オットンガエル(無尾目アカガエル科)
学名:Babina subaspera

概要説明

奄美大島・加計呂麻島・枝手久島に分布する奄美群島固有種。
全長9~14cmの大型のカエル。

平地から山地に生息し、森林内、渓流、林道脇の水たまりなどでみられる。
がっしりとした体形で、足は太くて短い。
ほとんどのカエルの前足は4本指であるのに対し、オットンガエルは5本目の指が存在する。

繁殖期は4~8月頃、土砂が積もった水たまりのような環境に、直径30cmほどの穴を作り、そこで産卵が行われる。
オスの低音で力強い鳴き声は、周囲に響き渡る。

指定状況

  • 県指定天然記念物
  • 国内希少野生動植物種
  • 絶滅危惧ⅠB類(環境省レッドリスト2020)