アマミイボイモリ

イボイモリ(有尾目イモリ科)
学名:Echinotriton andersoni

概要説明

奄美大島、請島、徳之島、沖縄島、渡嘉敷島に分布する琉球列島の固有種。全長は14~20cm。体色は黒褐色、肛門のまわり、肢先、尾の下面はオレンジ色。突起のように浮き出ている肋骨や、エラのはった頭部の骨格などが特徴である。

山地に生息し、森林内、林道、林道脇の側溝などで活動する。昼夜ともに活動するが、日中は石や落ち葉の下などで休んでいることがほとんどである。

ミミズ、小さな昆虫、カエルの幼生(オタマジャクシ)などを食べる。

2~6月頃の繁殖期には、近くに水場がある湿度の高い土の上で産卵が行われ、産まれた幼生は自力で水場まで移動する。

指定状況

  • 県指定天然記念物
  • 国内希少野生動植物種
  • 絶滅危惧Ⅱ類(環境省レッドリスト2020)