薗家住宅
概要説明
奄美市用安集落にある薗家住宅は、丘陵地に屋敷を構え、座敷棟の「オモテ」と台所棟の「トォゴラ」の2棟から成る分棟型(別棟型)住宅です。奄美の伝統的な古民家で、平成19年(2007)12月5日に国の登録有形文化財となり、その東側の庭園も昭和46年(1971)9月1日に奄美市指定文化財に指定されています。
オモテは寄棟造・鉄板葺で、トコと棚を備える主室8畳と「ネショ」、「コザ」からなり、玄関を構えています。「ヒキモン」と呼ばれる囲桁を柱に通し、軸組を固める構造で建築されており、奄美の伝統的な建築様式をよく伝えています。
指定状況
・国指定登録有形文化財