ケナガネズミ

ケナガネズミ(齧歯目ネズミ科)
学名:Diplothrix legata

概要説明

奄美大島・徳之島・沖縄島北部のみに分布する琉球列島の固有種。

日本最大のネズミの仲間で、頭胴長(頭の先端から尾の端までの長さ)は22~33cm、尾の長さは24~37cmにもおよぶ。尾の先端付近の白色は、よく目立つ。
主に樹上で活動する夜行性で、オキナワジイの実などの種子や果実、昆虫などを食べる雑食性である。

秋頃から始まる繁殖期には鳴き声を発するようになり、12月頃からは灰色の長い毛をまとった幼獣が観察できる。
巣立った幼獣はしばらくの間、親とともに行動する。

指定状況

  • 国指定天然記念物
  • 国内希少野生動植物種
  • 絶滅危惧ⅠB類(環境省レッドリスト2020)