オオトラツグミ
概要説明
奄美大島のみに分布する固有種。年間を通して同じ地域で活動する留鳥。
全長は30cmほど。森林内のうす暗い林床に生息し、夜間は樹上で休息する。
絶滅が危惧されるほどに個体数が減少していた時期もあったが、フイリマングース駆除の推進や森林の回復等により、近年は個体数が増加傾向にあるとされている。
秋と春には、早朝の暗い時間帯から「キョローン、ツィーッ」と澄んだ声でさえずる。
島内の分布域は拡大しつつあることが報告されており、現在は龍郷町まで北上してきている。
指定状況
- 国指定天然記念物
- 国内希少野生動植物種
- 絶滅危惧Ⅱ類(環境省レッドリスト2020)