アマミノクロウサギ

アマミノクロウサギ(ウサギ目ウサギ科)
学名:Pentalagus furnessi

概要説明

奄美大島・徳之島のみに分布する奄美群島固有種。全長は36~58cm。耳と足の長さは本土に生息するノウサギの半分ほどである。主に夜行性であるが、昼間に活動することもある。岩のすき間や木の根元付近にある樹洞、斜面などに穴を掘り、これらを巣穴として利用する。

休息用と仔育て用の巣穴は別にあり、2日に1回の頻度で、親が仔ウサギの元を訪れて授乳する。授乳が終わると、親ウサギは巣穴をふさぐ。また、ウサギの仲間としては珍しく、鳴き声を発することができる。

車で夜道を走行するときは、アマミノクロウサギをはじめとする夜行性動物の出現に注意しながら、運転するように心掛けてほしい。

指定状況

  • 国指定特別天然記念物
  • 国内希少野生動植物種
  • 絶滅危惧ⅠB類(環境省レッドリスト2020)