旧安田家住宅

旧安田家住宅
旧安田家住宅

概要説明

 奄美市用安集落の観光施設内にある旧安田家住宅主屋は、江戸時代末期の分棟型(別棟型)住宅の「オモテ」(座敷棟)部分です。「ヒキモン」と呼ばれる囲桁を柱に通し、軸組を固める構造で建築されています。桁行4間半、梁間3間半の寄棟造・鉄板葺で、正面左手に玄関が設けられています。室内は、玄関の奥に4畳半の部屋が2間前後に並べられ、右手に10畳の主室があります。主室にはトコと棚が設けられています。
旧安田家住宅は、平成15年(2003)に奄美市笠利町の用集落から移築されました。奄美における古い住宅の形態を残しており、平成19年(2007)に国の登録有形文化財に指定されています。

指定状況

・国指定登録有形文化財